使用済み廃食用油の処理とは?回収から初期の検査について

廃食用油の処分の流れを書いていきます

回収した廃油の行く末は?

こんにちは!

廃油の再利用について先日書きました。

では実際にどのようなものに再利用されていくのでしょうか?

・インク、ペンキ、塗料の一部

・ゴム製品のようなもの

・飼料

・燃料(バイオディーゼルその他)

・切削油

・その他 脂肪酸を原料とした加工品

 

私が知る限りでは上記のようなものが殆どと思います。

その他特殊な利用方法や、最新の研究などは他にもあるかもしれません。

 

利用している会社でも詳しくは教えてくれない時もありますので、

全てを把握するのは不可能ですが、少なくとも中古食用油として再度人間の食用になるものではないと言う事は間違えないようにしてください。

 

中国では地溝油という、排水に流された油をスクって集めて多少のろ過処理をしてから相当な激安価格で利用されていたそうですが、日本ではそのような施設もないので流通していないでしょう。

国内の廃油は基本的に適正な業者であれば、適正に再利用されているのです。

排出者が責任をもって処理業者を選択しなければいけないんです。

 

 

天ぷら油のリサイクル

ここでは主に食用油のリサイクルについてご説明いたします。

日本国内では約70%もの食用油がリサイクルされて再利用されていると言われています。

食用油がリサイクルされていることはご存知ですか?

・知っている方

・なんとなく知っている方

・全く知らない

・下水などに流されていると思っていた

上記のような方々がおられると思います。

 

現在多くの廃食用油はリサイクルできる

資源のひとつとして回収され再利用されているんです。

 

食べたら終わりではありません。

また、フライやから揚げ天ぷらなどに使って、余った油は

シッカリ、廃油回収業者に回収されていきます。

 

廃油回収は一斗缶、ドラム缶、ペール缶などに貯められ

トラックで回収されていきます。

今では、下水に流してしまっている方は日本国内では殆どいないと思います。

 

回収された油は種類別に分けられ選別され、用途により油の品質を検査したり、

ろ過されたり、10トン単位でまとめて資源用として出荷されます。

 

回収された廃油は品質の劣化度合いをチェックしたり、フィルタープレスでろ過されたりすることで資源物としての品質を保って、利用されやすいものにされます。

 

この廃油はどんなものに使われているのか、次回書いていきたいと思います。